カミーノ フランス人の道 2日目|ロンセスバージェスからスビリへ|アルベルゲ探しに苦戦

スペイン

2025年9月、カミーノ・デ・サンティアゴ「フランス人の道」の巡礼2日目。

この日は、ロンセスバージェスからスビリ(Zubiri)まで約21.5kmを歩きました。

前日にピレネー山脈を越えたため、この日は下り坂が多く、歩くこと自体は前日よりも楽に感じました。

しかし、午後にスビリへ到着してからは、アルベルゲが満室で、宿泊先を探して歩き回ることに。

最後は一緒に歩いていた巡礼者に助けてもらい、なんとかベッドを確保することができました。

この記事では、ロンセスバージェスからスビリまでのルートや途中の休憩、巡礼者との出会い、そして実際に苦戦したアルベルゲ探しについて、私の体験をもとに紹介します。

前日のピレネー越えとはまた違った、カミーノ2日目の様子をお伝えします。

前日にサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからピレネー山脈を越えてロンセスバージェスまで歩いた様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

カミーノ フランス人の道 1日目|サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからロンセスバージェスへ|ピレネー山脈越え
カミーノ・デ・サンティアゴ「フランス人の道」1日目の記録。サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからピレネー山脈を越え、ロンセスバージェスまで約24.5kmを歩いたルートや雨の日の注意点、アルベルゲの設備・料金を紹介します。

カミーノ・デ・サンティアゴのルートや費用、持ち物などについては、カミーノ全体のまとめ記事で紹介しています。

巡礼2日目のルート・基本情報

項目内容
出発地ロンセスバージェス(Roncesvalles)
到着地・宿泊地スビリ(Zubiri)
距離約21.5km ※カミーノアプリ「Camino Ninja」より
歩行時間約7時間(休憩含む)
天候晴れ
宿泊施設ALBERGUE EL PALO DE AVELLANO

ウォーキングアプリでは、歩行距離や所要時間を記録しました。

ただし、休憩中にアプリを一時停止するのを忘れていたため、記録された歩行時間には実際の歩行時間との差があります。

2日目のポイント

  • ロンセスバージェスからスビリまでは約21kmで、下り坂が多いため足への負担に注意
  • エスピナルやアルト・デ・エロなど、途中で休憩できる場所を活用する
  • スビリ到着後はアルベルゲが満室になることもあるため、宿泊先は早めに確保しておく
  • 途中で食事や休憩ができる場所を確認しながら歩くと安心
  • スビリの「ALBERGUE EL PALO DE AVELLANO」では朝食付きの宿泊ができた

自動販売機のビスケットで朝食を済ませ、ゆっくり出発

前日のピレネー越えでかなり疲れていたため、この日は少しゆっくり過ごすことにしました。

朝食はアルベルゲの自動販売機で購入したビスケットだけを軽く食べ、午前8時前に出発しました。

前日に一緒に歩いたエマ(フランス人)やカナダ人男性たちは、すでに出発した後でした。

この日は別々に歩くことになりましたが、カミーノでは、こうした別れと再会が何度も繰り返されます。

足を確認すると、小指とかかとには小さなまめができ始めていました。

また、前日に雨の中を歩いた靴は、まだ湿ったままです。

履いた瞬間はひんやりしましたが、歩き始めると徐々に乾き、それほど気にならなくなりました。

ロンセスバージェスのアルベルゲ

下り坂が続き、前日より余裕を持って歩けた

この日は朝から気持ちの良い青空が広がっていました。

終日雨だった前日とはまったく違う景色で、歩いているだけでも気分が軽くなります。

ルートは下り坂が多く、前日のピレネー越えほど体力を消耗することはありませんでした。

途中の小さな売店でバナナとパンを購入し、歩きながら補給しました。

カミーノでは、区間によっては次の補給場所まで距離があることもあります。

私自身、途中で軽食を購入できたことで安心して歩くことができたので、営業しているお店を見つけたら、必要に応じて補給しておくとよいと思います。

私がカミーノで実際に持ち歩いていた携帯食や補給の工夫については、こちらの記事で紹介しています。

カミーノ・デ・サンティアゴの食事事情|自炊・食費・名物を紹介
カミーノ・デ・サンティアゴの食事事情を実体験から紹介。朝食・昼食・夕食の内容、自炊、携帯食、スーパー、巡礼メニュー、スペインの名物料理まで詳しく解説します。

この日も放牧されている牛などを何度か見つけました。

午前9時30分頃には、エスピナル(Espinal)のカフェに到着し、この日最初の休憩を取りました。

コーヒーと途中で購入した軽食を食べて一息つき、トイレも済ませて再び歩き始めます。

ポルトガル人男性との出会い

11時頃、一人のポルトガル人男性とあいさつを交わしたことをきっかけに、一緒に歩くことになりました。

彼はこれまでにポルトガル人の道を何度も歩いた経験があり、フランス人の道は今回が初めてだと話していました。

ポルトガル人の道にも興味があったため、どんなルートなのか聞いてみると、「海岸線を歩く区間があり、とても景色がきれいだよ」と教えてくれました。

以前は長年スタントマンとして働いていたそうですが、けがをきっかけに大学へ進学し、現在は病院で検査技師として働いていると話してくれました。

一人で黙々と歩く時間も好きですが、人と話しながら歩いていると、不思議と会話が弾み、気付けば時間があっという間に過ぎていました。

まだ長距離を歩くことに慣れていなかった私にとって、この時間のおかげで疲れもあまり気にならなかったように思います。

カミーノで出会ったさまざまな巡礼者との思い出は、こちらの記事でも紹介しています。

カミーノ・デ・サンティアゴで出会った人たち|43日間歩いて感じた人とのつながり
2025年にカミーノ・デ・サンティアゴを43日間歩いて出会った巡礼者との体験を紹介します。世界中から集まる人々の国籍や歩く理由、一人旅でも友達ができるのか、カミーノならではの人とのつながりや魅力を実体験をもとにお伝えします。

Alto de Erroでゆっくり休憩

昼頃にはアルト・デ・エロ(Alto de Erro)へ到着し、フードトラックでコーヒーを購入して、この日2回目の休憩を取りました。

ここでは30分ほどゆっくり過ごしました。

このとき、一緒に歩いていたポルトガル人男性から、

「休憩するときは靴も靴下も脱いで、足をしっかり休ませた方がいいよ。」

とアドバイスをもらいました。

荷物を下ろし、靴と靴下も脱いで足を休ませました。

前日にでき始めたまめも気になっていたため、この日は足を十分に休ませることを意識しました。

スビリではアルベルゲ探しに苦戦

午後3時前にスビリへ到着しました。

ところが、私が到着した時点ですでに、アルベルゲは予約を含めて満室のところが多く、空きを探して歩き回ることになりました。

何軒か確認した後、「ALBERGUE EL PALO DE AVELLANO」でベッドの空きを見つけました。

宿泊料金は朝食付きで19ユーロでした。

ところが、そのアルベルゲでは1ベッドしか空きがなく、一緒に歩いていたポルトガル人男性が私に譲ってくれたのです。

私は無事に宿泊できましたが、彼はその後も他のアルベルゲを探しに行きました。

しかし、彼が訪ねたアルベルゲはどこも満室だったようです。

最終的にはスビリより先の町まで歩き、無事に宿を見つけられたと後で連絡をもらいました。

私たちの後にスビリへ到着した巡礼者の中には、宿泊を諦めて次の町まで歩き続ける人もいました。

この日、出発が遅かったこと(8時ごろ出発)、途中でゆっくり休憩をしたことを少し反省しました。

カミーノは競争ではありませんが、宿を確保するという意味では、出発時間や休憩の取り方も大切なのだと実感しました。

翌日以降は、もう少し早めに出発しようと思うきっかけになりました。

カミーノのアルベルゲの設備や予約方法、選び方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

カミーノのアルベルゲとは?実際に泊まって感じた設備や注意点
カミーノ・デ・サンティアゴのアルベルゲについて、設備や料金、チェックイン、予約方法、防犯対策、ドミトリーの様子を実体験をもとに紹介。43日間宿泊して感じたことや、おすすめのアルベルゲも紹介します。

日本人女性と夕食へ

アルベルゲへ到着すると、前日に一緒に歩いたカナダ人男性と再会しました。

さらに、そのカナダ人男性が同じ部屋に宿泊していた日本人女性を紹介してくれました。

シャワーと洗濯を済ませた後、その日本人女性と一緒に夕食へ行くことになりました。

訪れたのは「Txatxoberri, Panadería Arrasate」というお店です。

無事に歩き終え、アルベルゲも見つかった安心感から、つい料理をたくさん注文してしまいました。

トルティージャやクロケッタなどのタパスをビールと一緒にいただきました。

それでも全部で12ユーロ以内だったので、とてもリーズナブルだと感じました。

食事をしながら話を聞くと、その女性は以前、青年海外協力隊として中南米で活動していたそうです。

そのためスペイン語も流暢で、私の代わりに注文もしてくれました。

その方は、私がカミーノで初めて出会った日本人でした。

体力に不安があるため、1日に歩く距離は私より短めにし、小さな村にも宿泊しながら巡礼を続けていると話していました。

夕食後はミニショップ「EMBUTIDOS BACAICOA」で翌日の携帯食としてバナナとクッキーを購入しました。

一日の終わりは、一人で川辺でアイスクリームを食べながらのんびり過ごし、歩き疲れた体を癒やしました。

重たい荷物を降ろして身軽な状態で川を眺めていると、とてもリラックスできました。

人と話す時間はもちろん楽しいのですが、私は一人でゆっくり過ごす時間も大切にしたいタイプです。

この日は新しい出会いがあった一方で、最後に静かな川辺で過ごした時間が、心も体もリセットしてくれたように感じました。

まとめ|アルベルゲのベッド確保の大変さを実感した日

この日は前日のような険しい上り坂はなく、歩くこと自体は比較的楽に感じました。

一方で、アルベルゲがほぼ満室になっており、「泊まる場所がないかもしれない」という不安を初めて経験した一日でもありました。

カミーノでは、自分のペースで歩くことも大切ですが、宿泊場所を確保するためには出発時間や休憩の取り方も考える必要があることを学びました。

また、最後の1ベッドを譲ってくれたポルトガル人男性の優しさや、日本人女性との新たな出会いも印象に残りました。

困ったときに自然と助け合える雰囲気は、カミーノならではだと感じました。

体力だけでなく、人との出会いや助け合いもカミーノの魅力なのだと改めて感じた、忘れられない巡礼2日目となりました。

2日目は歩くことだけでなく、宿探しや人との出会いを通して、カミーノならではの日常を少しずつ実感できた一日でした。

翌日は早めに出発しようと心に決めながら、眠りにつきました。

タイトルとURLをコピーしました