カミーノ フランス人の道20日目|レリエゴスからレオンへ|カミーノ第二章の終わり

スペイン

2025年9月、カミーノ・デ・サンティアゴ「フランス人の道」巡礼20日目。

この日は、レリエゴス(Reliegos)からレオン(León)まで、約25kmを歩きました。

朝はリンと一緒に出発し、植物や景色の写真を撮りながら、ゆっくりとレオンを目指しました。

レオンに到着し、これまで歩いてきた道のりを振り返ると、フランス人の道の「第2章」が終わったような感覚になりました。

一方で、パンプローナからほとんど一緒に行動してきたルーカスが、膝の痛みからカミーノを中断し、帰国することに。

巡礼のひとつの区切りを迎えたレオンで、仲間との出会いや別れについて考える一日となりました。

前日にベルシアノス・デル・レアル・カミーノからレリエゴスまで歩いた様子は、こちらの記事で紹介しています。

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カミーノ・デ・サンティアゴのルートや費用、持ち物などについては、カミーノ全体のまとめ記事でも紹介しています。

ルート・基本情報

項目内容
出発地レリエゴス(Reliegos)
到着地・宿泊地レオン(León)
距離約25.0km ※カミーノアプリ「Camino Ninja」より[要確認]
所要時間約5時間半
天気晴れ
宿泊先Albergue San Francisco de Asís

ウォーキングアプリの記録です。休憩時間を含むため、実際の歩行時間とは多少の誤差があります。

この日の体調
特に体調に不具合はなく、問題なく歩くことができました。

20日目のポイント

  • レオンに近づくにつれて景色が変化:近代的な建物が増え、大都市らしい雰囲気を感じました。
  • アルベルゲには手洗い用の洗濯設備なし:洗濯は受付に依頼し、4ユーロで洗濯から乾燥まで対応してもらいました。
  • 大切な仲間との別れ:膝の痛みからカミーノの中断を考えていたルーカスと話し、これまで一緒に過ごしてきた時間を振り返りました。

レリエゴスからレオンへ、景色の変化を楽しみながら歩く

朝はアルベルゲで軽食を食べてから、7時頃にリンと一緒に出発しました。

マンシージャ・デ・ラス・ムラス(Mansilla de las Mulas)のConfitería Cafetería Alonsoでコーヒーとトイレ休憩を取りました。

その後も、植物や景色の写真を撮りながら、自分のペースで歩きました。

途中、Un oasis en el Camino de Santiagoでもトイレ休憩をしました。

レオンに近づくにつれて近代的な建物が増え、これまで歩いてきた小さな町や村とは違う、大都市らしい景色に変わっていきました。

道端には栗が落ちていて、秋の訪れも感じました。

レオンのアルベルゲに到着

13時前には、この日の宿泊先であるAlbergue San Francisco de Asísに到着しました。

私とリンは、事前にWhatsAppでアルベルゲに連絡して予約を取っていました。

一方、エマ、ルーカス、イーサン、ニコは別のアルベルゲに宿泊しました。

アルベルゲで洗濯をお願いする

このアルベルゲには手洗い用の洗濯設備がなく、自分で洗濯することができませんでした。

受付に依頼すると、4ユーロで洗濯から乾燥まで対応してもらえたため、リンと一緒にお願いしました。

買い物や昼食に出かける

アルベルゲでシャワーと洗濯を済ませた後は、石鹸や日焼け止めなどを買いに出かけました。

その後は昼食も兼ねて、以前から気になっていたバーガーキングのベジタリアンメニューを試してみることにしました。

オーガニックショップで日焼け止めや軽食を購入

オーガニックショップのMerkaBio – Supermercado Ecológicoに立ち寄りました。

店内には野菜や果物などの生鮮食品が並び、ヴィーガン向けの食材も多く販売されていました。

私は石鹸や日焼け止め、軽食などを購入しました。

バーガーキングのベジタリアンメニュー

ルーカスはベジタリアンで、海外ではバーガーキングのベジタリアンメニューを利用することがあると話していました。

日本では見かけたことのないメニューだったため、どんなものなのか気になり、試してみることにしました。

注文したのは、ベジタリアンサンドの「ベジ・ロング(Long Vegetal)」に、オニオンリングとドリンクが付いたセットです。価格は8.76ユーロ(2025年9月時点)でした。

サンドには、肉のような食感のフライが挟まれていました。肉に似た食感があり、食べ応えも十分。おいしく、満足感のある昼食になりました。

巡礼仲間たちが抱えていた疲れと悩み

レオンでは、これまで一緒に歩いてきた仲間たちが、それぞれに疲れや悩みを抱えていることを知りました。

エマが抱えていた心身の疲れ

オーガニックショップからアルベルゲへ戻る途中、偶然エマに会いました。

スーパーで昼食を買ったところだったので、一緒に公園へ行き、話をしながら食べることにしました。私は軽食を食べながら、彼女の話を聞いていました。

エマは明るく、誰とでもすぐに会話を始められる人です。そんな彼女が「結構疲れているかも」と話してくれました。

「体力的に? それとも精神的に?」と聞くと、「両方」と答えました。

私自身も、重たい荷物を背負って毎日歩き、さまざまな人と出会う生活のなかで、少しずつ疲れを感じていました。エマも、表には見せない疲れを抱えていたのかもしれません。

エマは、周囲から気を遣われすぎることを好みません。無理に励ますのではなく、必要なときに手助けできるよう、そっと見守ろうと思いました。

ルーカスがカミーノの中断を考えていた理由

エマと別れた後、グループチャットにルーカスからメッセージが届きました。

膝を痛めたため、レオンでカミーノを中断して帰国することを考えている、という内容でした。

実は、ルーカスはレオンに到着する数日前から、足の不調について話していました。それでも、帰国を考えるほどだったとは思っていなかったので、驚きました。

その後、ルーカスから直接、コーヒーを飲みに行こうと連絡がありました。

レオン大聖堂の近くでコーヒーを飲み、外観を眺めながら一緒に散歩しました。

私とルーカスは性格や興味のあることが似ていて、これまでもよくコーヒーを飲みながら、いろいろな話をしていました。

ルーカスやエマ、リン、イーサンとは、カミーノの序盤から一緒に歩いたり、食事をしたりして過ごしてきました。まだ旅の始まりだった頃の思い出は、カミーノ6日目の記事でも紹介しています。

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ルーカスは、私にとってカミーノでのメンターのような存在でした。気持ちが不安定なときも、彼と話すと不思議と落ち着き、自分の考えを整理することができました。

パンプローナからほとんど一緒に行動してきたため、こんなに早く別れが訪れるとは思っていませんでした。

ルーカスが家族のもとへ帰れることには安心しました。それでも、私はまだ別れを受け入れる心の準備ができていませんでした。

これまでの感謝を伝えたいと思っても、どんな言葉にすればよいのかわかりませんでした。

ルーカスが私の支えになってくれたように、私もいつか誰かの支えになれたらいいなと思いました。

カミーノで出会った人たちについては、こちらの記事でも紹介しています。

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レオンでもう1泊することに、夜の大聖堂と仲間との時間

当初、レオンには1泊だけする予定でした。

しかし、ルーカスとのお別れ会をするため、エマ、リン、イーサン、ニコ、そして私の5人は、レオンでもう1泊することにしました。

その日の夜は、19時からレオン大聖堂のミサに一人で参加しました。

夜のレオン大聖堂を散歩する

20時頃、ルーカスのアルベルゲへ向かいました。レオンにいる間だけトレッキングポールを貸してほしいと頼まれていたためです。そこには、同じアルベルゲに泊まっていたニコもいました。

まだ夕食を食べていなかったため、3人で食べ物を探しに出かけました。その途中、もう一度レオン大聖堂に立ち寄りました。

昼間に見た大聖堂も美しかったのですが、夜はまた違った雰囲気がありました。ライトアップされた姿を眺めながら、散歩を楽しみました。

アルベルゲで過ごした夜

その後、スーパーで食料を買い、ルーカスとニコが泊まっているアルベルゲに戻りました。

ニコが持っていたワインと一緒に食事をし、22時の閉門時間まで3人で過ごしました。その後、自分のアルベルゲへ戻りました。

仲間たちが抱えていた疲れや悩みを知り、これまで一緒に過ごしてきた時間の大切さを改めて感じました。

感謝や寂しさ、伝えたいことはたくさんあるのに、どう言葉にすればよいのかわからない。

そんな気持ちを抱えながら、眠りにつきました。

まとめ|レオンで考えた、人との出会いと別れ

レリエゴスからレオンまで約25kmを歩き、レオンに到着したことで、これまでの巡礼をひと区切りできたように感じました。

一方で、仲間たちの疲れや悩みに触れ、いつも一緒に歩いていた日々が当たり前ではないことにも気づかされました。

カミーノでは、毎日のように新しい出会いがある一方、いつか別れも訪れます。

ルーカスから受け取ったものを、いつか自分も誰かに返せるようになりたい。

そんな思いを抱きながら、レオンでの夜を過ごしました。

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