オアハカ滞在中、郊外の観光スポットを1日で巡る「Magical Oaxaca」ツアーに参加しました。
このツアーでは、巨大なトゥーレの木や伝統的な織物工房、メスカル蒸留所、ミトラ遺跡、イエルベ・エル・アグアなど、オアハカ郊外の見どころを効率よく訪れることができます。
私は一人で参加しましたが、ガイドさんが英語で説明してくれたため、スペイン語が分からなくても比較的安心して楽しめました。
この記事では、実際のツアーの流れや料金、参加時に必要だった費用、各観光地の見どころ、ガイドさんやツアーの雰囲気などを、私の体験をもとに紹介します。
オアハカ郊外を効率よく観光したい方や、個人での移動に不安がある方の参考になればと思います。
オアハカの街歩きや博物館など、市内観光については、オアハカ観光|市場・伝統料理・街歩きを楽しむやオアハカ観光|歴史・芸術・文化を楽しむ博物館巡りでも紹介しています。
オアハカを含めたメキシコ旅行のルートや、各都市で訪れた観光スポットについては、メキシコ旅行まとめにまとめています。
「Magical Oaxaca」ツアー概要
今回参加したのは、オアハカのツアー会社「Lescas Tours Oaxaca」が開催している「Magical Oaxaca」という1日ツアーです。
朝7:30~8:00頃にオアハカ市内で集合し、郊外の観光地を巡った後、18:00以降に市内中心部や宿泊先周辺で順次降車しました。
私が参加した2025年時点の内容は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ツアー名 | Magical Oaxaca |
| ツアー料金 | 600ペソ |
| 集合時間 | 7:30~8:00頃 |
| 終了時間 | 18:00以降 |
| 主な訪問先 | トゥーレの木、織物工房、メスカル蒸留所、ミトラ遺跡、イエルベ・エル・アグア |
| 別料金 | 各観光地の入場料、昼食代など |
| 支払い | 現金・クレジットカード※ |
※私が参加した際は、クレジットカード払いの場合に6%の手数料がかかるとの案内がありました。現在の支払い方法や手数料は変更されている可能性があります。
※料金やツアー内容、集合・解散時間などは変更される可能性があります。参加前に最新情報をご確認ください。
料金は1人600ペソでしたが、イエルベ・エル・アグアやミトラ遺跡の入場料、昼食代は別料金でした。
私は、ウェブサイトから問合せした後、WhatsAppでメッセージを貰い、クレジットカード払いだと6%の手数料がかかるとのことで、手数料のかからない現金払いを選びました。
さらに、事前支払いが必要で、ホステルからも近かったので、ツアー会社のオフィスまで支払いに行きました。
オフィスはオアハカ中心部にあり、他にもいろいろなツアーがあるので、直接行って話を聞くのもいいと感じました。
ツアー料金と別途必要な費用
「Magical Oaxaca」のツアー料金は1人600ペソでした。
ただし、観光地の入場料や昼食代などは別途必要でした。私が参加した2025年時点では、以下の費用がかかりました。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| ツアー料金 | 600ペソ |
| イエルベ・エル・アグア | 70ペソ |
| ミトラ遺跡 | 100ペソ |
| トゥーレの木 | 20ペソ |
| 昼食ビュッフェ | 約200ペソ |
※料金は私が2025年に参加した際の情報です。現在は変更されている可能性があります。
昼食はビュッフェを利用せず、食事を持参することもできました。
現地では現金が必要になる場面が多かったため、ある程度のペソを持参しておくと安心です。
また、チップ代も含まれていません。
ツアー参加時の持ち物
以下、ツアー会社からおすすめされた持ち物リストです。
- 歩きやすい靴
- 帽子
- 水
- 日焼け止め
- サングラス
- 水着
- タオル
私が訪れた際はイエルベ・エル・アグアの自然のプールで泳ぐことができたため、水着やタオルを持っていて便利でした。
利用条件などは変更される可能性があるため、訪問前に最新情報をご確認ください。
また、滝を下から見に行く場合は、1時間程度歩くので、滑りにくい歩きやすい靴がおすすめです。
ツアーのピックアップ
オアハカ中心部から少し離れている人は、ホテル近くに送迎してもらえます。
私は、行きはツアー会社のオフィスに集合して、帰りはホステル近くの道沿いで降ろしてもらいました。
ツアーの雰囲気とガイドさん
参加者は、私を含めて10人程度でしたが、全員メキシコ人でした。
他の参加者の方と話す機会はあまりありませんでしたが、英語で少し話しかけてくれたりして、和やかに過ごせました。
ガイドさんは、スペイン語と英語が話せる方で、毎回、スペイン語で説明した後に、私のために英語でも説明してくれました。
特にミトラ遺跡では、歩きながら説明するので、わざわざ時間を分けて説明してくれました。
さらに、このガイドさんはオアハカ市内に住む日本人の方から日本語も学ばれていて、トゥーレの木では英語と日本語の両方で説明してくれました。
いつか日本語のガイドもしたいと言われていて、素晴らしいなと感じました。
巨大な「トゥーレの木」を見学
最初に訪れたのは、サンタ・マリア・デル・トゥーレにある巨大な木「トゥーレの木」です。
オアハカを代表する観光スポットのひとつで、非常に大きな幹が特徴です。

実際に見ると想像以上に大きく、幹の迫力に圧倒されました。
遠くからでも存在感がありますが、近づくと木肌の複雑な形も見応えがあります。

樹齢は非常に古いと言われており、非常に太い幹を持つ木として知られています。

また、この木にはたくさんの鳥が集まっていて、近くにいると鳥たちのさえずりが聞こえました。
とても大きなお母さんのような木だなと感じました。

テオティトラン・デル・バジェで織物見学
次に訪れたのは、「Tapetes teotitlan」と呼ばれる織物工房です。
ここでは、伝統的なオアハカのラグや織物がどのように作られているかを見学できました。
サポテコ語を聞く
到着前、移動の車の中で、ガイドさんからいくつかサポテコ語の言葉(こんにちは、ありがとうなど)を教えてもらいました。
車内では参加者みんなで発音を練習しましたが、難しくて苦戦していました。
この織物工房では、サポテコの人々が実際にサポテコ語を話している場面もありました。
オアハカ州では現在も先住民族の言語や文化が受け継がれており、実際にその言葉を聞くことができました。
織物のような有形文化だけでなく、サポテコ語のような無形文化が受け継がれているのは素晴らしいと感じました。
天然染料の実演が面白かった
織物の作り方について、糸の原料や糸の紡ぎ方から説明していただきました。

特に印象的だったのが、天然染料を使った色付けの説明です。
織物の糸には天然染料が使われており、虫(カイガラムシ)や植物(藍、豆)、鉱物(石灰石)などを使って、多様な色が作られていることを説明していただきました。

また、別々の原料を組み合わせて、さらに多様な色を生み出していることも説明されていました。
昔ながらの技法が今も受け継がれていることに驚きました。
織機は、とても大きく複雑で、体験させてもらっている人もいましたが、難しそうでした。

オアハカでは先住民族の文化が現在も受け継がれており、こうした工芸品からも地域の文化を感じられます。
お土産探しにもおすすめ
工房内ではラグやバッグなども販売されていました。
手作業で作られているため価格はやや高めでしたが、デザインが美しく、オアハカらしいお土産を探している方にはおすすめです。
小さいラグ、服や鞄まで様々なものが販売されていました。

メスカル工場(蒸留所)で試飲体験
続いて訪れたのは「Mezcal El Rey de Matatlán」です。
オアハカはメスカルの名産地として有名です。
メスカルの製造工程を見学
施設では、伝統的なメスカルの製造工程についても詳しく説明してもらいました。
テキーラは主に「ブルーアガベ」という品種のみを使いますが、メスカルは複数の種類のアガベから作られることも特徴のひとつだと説明されました。
まず、収穫したアガベを土の中の窯に入れ、長時間かけて焼き上げます。こうすることで糖分が引き出され、メスカル特有のスモーキーな香りが生まれるそうです。

その後、焼いたアガベを巨大な石臼で細かくすり潰し、発酵させます。
昔ながらの製法では、ロバなどが石臼を引くこともあるそうです。


最後に発酵した液体を蒸留し、メスカルが完成します。

工程ごとに手間がかかっており、オアハカでメスカル文化が大切にされている理由を少し理解できた気がしました。
試飲の種類が豊富だった
試飲では、フルーツ風味のものや伝統的なタイプなど、さまざまなメスカルを楽しめました。
テキーラやメスカルは飲みにくいお酒だと思っていましたが、どれも香りがすごくよく、とても美味しかったです。
アルコール度数が高いものも多いため、飲み過ぎには注意が必要です。
メスカルは思っていたほど高くなかったので、松の実(piñón)を使ったメスカルと、熟成年数が少し経ったメスカルの2本をお土産として買いました。
松の実(piñón)を使ったメスカルもアルコール度数が高いですが、甘くて飲みやすく感じたため、飲み過ぎには注意が必要だと思いました。

昼食ビュッフェでオアハカ料理を楽しむ
昼食は「Restaurante / Hotel Donaji」でビュッフェ形式でした。
ツアー料金には含まれていませんでしたが、せっかくなので利用しました。
ローカル料理をまとめて味わえた
ビュッフェには、モレ料理や煮込み料理など、オアハカらしい料理が並んでいました。
野菜も多く、サボテンもありました。サボテンはスーパーの野菜コーナーなどでも見かけて、どんな味なのか気になっていました。
実際に食べてみると、少しねっとりした食感があり、味はかなりさっぱりしていました。
料理の種類が多く、いろいろな料理を少しずつ食べられるのが良かったです。
ガイドさんが料理を一つずつ説明してくれて、すごくありがたかったです。

ミトラ遺跡を観光
午後は、オアハカの重要な遺跡のひとつである「ミトラ遺跡」を訪れました。
モンテ・アルバンとは雰囲気が異なり、建物の壁面に残された繊細な幾何学模様が特徴的です。
サンパブロ教会
遺跡の敷地内には、スペイン統治時代に建てられた「サン・パブロ教会」もありました。
先住民の宗教的な場所にスペイン統治時代の教会が建てられており、異なる文化や歴史が重なっていることを感じられる場所でした。
この教会の裏側にもモザイク模様の遺跡が残っているそうですが、一人で散策した際には見つけることができませんでした。
石のモザイク装飾が印象的
ミトラ遺跡で特に印象的だったのが、建物の壁面に施された幾何学模様です。

小さな石を組み合わせて作られており、近くで見ると非常に精巧でした。

細かな石を組み合わせて作られた幾何学模様からも、当時の高度な建築技術がうかがえます。

遺跡全体は比較的コンパクトなので、短時間でも見学しやすいと思います。


イエルベ・エル・アグアで絶景と自然を満喫
このツアーのハイライトとも言えるのが「Hierve el Agua(イエルベ・エル・アグア)」でした。
石灰分を含んだ水が長い年月をかけて固まり、滝のような岩肌が形成されたことで知られる絶景スポットです。
入口から右側へ進むと滝を見に行くハイキングコース、左側へ進むと自然のプールがあります。
ゆっくりできるよう1時間半程度、過ごす時間を設けてくれました。
自然のプールで泳げる
私が訪れた際は、現地にある自然のプールで実際に泳ぐことができました。
シャワールームはありませんが、近くに着替えをすることができる個室がありました。

山々を見渡しながら入るプールは開放感がありました。
水は場所によって温度差がありましたが、私が入った場所はぬるま湯くらいの温度で、気持ちよく感じました。
ところどころ、足の付かないくらいの深い場所もありますが、濁っていてよく見えないので、注意が必要です。

ハイキングコースを歩いている時に、プールが見えましたが、今まで見たことのない景色だなと改めて感じました。

滝を見るハイキングコースも人気
プールに入った後、滝を観にハイキングコースにも行きました。
道中ではイエルベ・エル・アグアの岩肌を別角度から見ることができました。

滝まで降りる道は段差が多く、想像以上に体力を使いました。
時間に余裕を持って歩くのがおすすめです。
滝の下から見るとすごく迫力がありました。


まとめ|オアハカの文化と自然を1日で楽しめるツアー
「Magical Oaxaca」ツアーは、オアハカ郊外の人気スポットを1日で効率よく巡れる充実した内容でした。
個人で行くとなると、同日にすべてを効率よく回ることは難しいので、短期間の旅行では特に便利だと思います。
各観光地では見学時間もしっかり確保されていて、ガイドさんの説明も丁寧でした。英語での説明もあったため、スペイン語が分からない私でも内容を理解しながら楽しめました。
また、織物工房やメスカル工場では、作り方を丁寧に説明してくれる一方で、商品の押し売りのような空気は一切なく、気持ちよく過ごせました。
遺跡、自然、伝統工芸、メスカルなど、オアハカらしい魅力を幅広く体験できるのも印象的でした。
ツアーの中でこれは行かなくてもよかったなと思うような場所は一つもありませんでした。
特にイエルベ・エル・アグアの景色は素晴らしく、オアハカ旅行の中でも記憶に残るスポットのひとつになりました。
これからオアハカ旅行を予定していて、遺跡や自然、伝統工芸などを1日で効率よく巡りたい方には、おすすめのツアーです。



