メキシコ・ゲレロ州にあるタスコは、白い建物と石畳の坂道が続く「銀の街」です。
私は2025年3月にタスコに1泊し、サンタ・プリスカ教会(Santa Prisca de Taxco)、鉱山、ロープウェー、銀のティアンギスなどを実際に訪れました。
この記事では、私のタスコでの観光体験をもとに、1日で観光する場合のモデルコースや見どころ、グルメ、銀製品の買い物、坂道の多い街を歩く際の注意点を紹介します。
タスコは街そのものが美しいので、観光スポットを急いで巡るよりも、坂道や広場を歩きながら街の雰囲気を楽しむのがおすすめです。
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タスコはどんな街?白い街並みとビートルが印象的
タスコは山の斜面に広がる街で、坂道と細い石畳の道が特徴です。
タスコは古くから銀の採掘と深く関わってきた街で、現在も銀細工の街として知られています。
メキシコ政府観光情報でも、銀製品やコロニアル建築、石畳の街並みなどが魅力として紹介されています。
実際に街を歩いてみると、白い建物と石畳の坂道が続き、銀細工店もあちこちで見かけました。
白壁に赤茶色の屋根が並ぶ景色は統一感があり、歩いているだけでも楽しく感じました。
特に印象的だったのが、街中を走る白いビートルです。タスコでは昔ながらのビートルをタクシーとして利用している姿をよく見かけました。

坂道の多い街並みとクラシックカーの組み合わせがとても絵になり、写真を撮る手が止まりませんでした。

一方で、坂はかなり急な場所も多く、歩きやすい靴は必須です。特に石畳は滑りやすい場所もあるため、雨の日は注意したほうが良いと感じました。
タスコ観光の中心「Santa Prisca de Taxco」
タスコ観光でまず訪れたいのが、街の中心部にあるサンタ・プリスカ教会(Santa Prisca de Taxco)です。

タスコを代表する教会で、周辺には広場や飲食店などが集まっています。
メキシコ政府観光情報でも、Santa Priscaはタスコの主要観光スポットの一つとして紹介されています。
ピンク色がかった外観と、空に向かって伸びるバロック様式の塔がとても印象的で、遠くからでもすぐにわかります。
この教会の周辺に観光場所や飲食店なども多いので、迷ったらこの教会を目指して歩いていくのが分かりやすかったです。
広場から見上げる姿も迫力がありますが、坂道の途中から眺める景色も非常に美しく、タスコらしい風景のひとつだと思いました。
内部は豪華な装飾が施されており、金色の祭壇が目を引きます。観光客も多いですが、実際に礼拝に訪れている人もいるため、静かに見学するのがおすすめです。


夜になるとライトアップされ、昼間とはまた違った雰囲気を楽しめました。
私が訪問した時は、夕方から教会前の広場でコンサートが開かれていて、地元の人たちですごく盛り上がっていました。

私が宿泊したAirbnbからも教会がよく見えました。朝と夕方で雰囲気が変わり、部屋にいながらタスコらしい景色を楽しめたのも印象的でした。


タスコは坂の多い街なので、宿を選ぶ際は中心部との高低差も意識すると移動が楽です。
私は教会が見えるAirbnbに宿泊しましたが、景色も良く、オーナーも親切で快適に過ごせました。
小さな美術館「Museo Casa Figueroa」
Museo Casa Figueroaにも立ち寄りました。
現在は「Museo Casa de las Lágrimas」とも呼ばれており、メキシコ文化省の文化情報では1767年に建てられた建物として紹介されています。ガイド付きで見学できる施設です。
私が訪れたときも自由見学ではなく、ガイド付きのツアー形式でした。若い学生さんらしき団体と一緒になり、案内人の方がスペイン語で説明した後、英語でも補足してくれました。
私はスペイン語をほとんど理解できなかったため、説明内容をすべて理解できたわけではありません。
それでも、歴史ある邸宅の内部を実際に見学できたのは印象に残りました。

一見すると静かな邸宅ですが、“Casa de las Lágrimas(涙の家)”とも呼ばれる歴史ある建物です。


内部には隠し部屋のような空間もあり、一般的な美術館とは違って、建物そのものを見学する面白さがありました。
見学では実際に隠し部屋の中へ入ることもできました。思っていた以上に狭く、閉ざされた空間で、こうした場所に本当に人が隠れていたのかと思うと不思議な気持ちになりました。

館内には絵画や銀細工、アンティーク家具なども展示されていて、アステカカレンダーやグアダルーペのマリアのタイル飾りも目を引く美しさでした。





豪華な美術館というよりは、歴史ある邸宅そのものを見学する面白さがあり、タスコの少しダークで複雑な歴史を感じられる場所だったと思います。
歴史や少し変わった建物を見るのが好きな方には面白いスポットですが、限られた時間でタスコを観光するなら、優先順位はSanta Priscaや街歩き、ロープウェーのほうが高いと思います。
Pre-Hispanic Mine of Taxcoで鉱山ツアーに参加
銀の採掘の歴史を身近に感じられたのが、Pre-Hispanic Mine of Taxcoの鉱山ツアーです。
私が訪問した時は160ペソ前後だった記憶ですが、料金は変更される可能性があります。
ヘルメットを被り、エレベーターで地下へ降りて、実際に鉱山内部を見学しました。
地下はひんやりしていて、狭い通路や岩肌が残されています。
ツアーはスペイン語のみだったため、私は説明の内容をほとんど理解できませんでした。
それでも、実際に地下へ入り、かつて鉱山として使われていた空間を歩くことで、「銀の街」と呼ばれるタスコの背景を体感できたように感じました。
鉱山や歴史に興味がある方なら、言葉が分からなくても雰囲気を楽しめると思います。

地下に入るので電波がなく、翻訳アプリは使えませんでした。
途中で、先住民時代をイメージした衣装のスタッフの方が現れ、何か説明をしてくれました。

鉱山の岩肌にグアダルーペのマリアのような模様があり、その説明の際は分かりました。

ロープウェーから見るタスコの絶景
タスコでは、Base del teleférico Taxcoからロープウェーに乗りました。
タスコの街並みを一望したいなら、ロープウェーはぜひ訪れたいスポットです。
山の斜面に広がる街並みを上空から眺められる人気スポットです。
ロープウェーが上がっていくにつれて、白い建物が密集するタスコの街並みが一望でき、一面に広がる景色は圧巻でした。(動画は帰りのロープウェーです)
教会の塔や山々に囲まれた景色も美しく、「山の中のコロニアル都市」というタスコの特徴がよくわかります。
夕方に近い時間帯だったこともあり、柔らかい光に照らされた街並みが特に印象的でした。

ロープウェーを降りて周辺を歩いていると、ホテル モンテタスコ(Montetaxco Hotel & Resort)の前にいたスタッフの方が「このホテルからの景色は綺麗だよ」と声をかけられ、飲み物を頼んでテラスから景色を眺めました。

ケーブルカーを降りた近くには、トゥーラ遺跡のアトランティス像のレプリカもあります。

高所が苦手な人は少し怖く感じるかもしれませんが、タスコの街並みを一望できるので、個人的には特におすすめしたい場所です。
ロープウェーの乗り場までは、タスコ中心部から少し離れているので、タクシーで移動するのもいいと思います。
タスコで食べたいグルメ3選
Tía Calla|郷土料理のポソレ
夕食ではTía Callaを訪れました。
注文したのは「pozole blanco(ポソレ・ブランコ)」です。

ポソレはメキシコの伝統料理のひとつで、大きなトウモロコシの粒が入ったスープ料理として知られています。
具材やスープの色は地域によって異なると言われていますが、このお店ではVerde(緑)、Rojo(赤)、Blanco(白)のどれかを選ぶことができます。
「伝統的なレシピ」と書かれていたBlanco(白)を選びました。
やさしい味付けでしたがボリュームがあり、特にトウモロコシの粒の大きさに驚きました。
連日、いろいろなものを食べて、移動も多かったので、疲れた体に優しいスープでした。
Tepoznieves|広場を眺めながらアイス
デザートにはTepoznievesへ行きました。

フレーバーの種類が非常に多く、少し変わった味も楽しめるアイス店です。
ですが、常にすべてのフレーバーがあるわけではないので、注文する際に確認する必要があります。

私はメスカル入りのフレーバーとライム系を選びました。

少し変わった味も多く、選ぶだけでも楽しかったです。
広場や教会を眺めながら食べる時間は、タスコらしいゆったりした雰囲気を感じられました。

特にメスカル入りのアイスが美味しくて、タスコを出発する前にももう一度食べに行きました。
Casa Spratling|ブランチでチラキレス
翌日のブランチではCasa Spratlingへ行きました。
落ち着いた雰囲気の店内で、ゆっくり食事ができます。
料理が出てくる前に出てきたパンがとても美味しかったです。
ローズマリーのようなハーブが入ったパンで、ジャムを付けながら食べました。おかわりしたいと思うくらい美味しかったです。

注文したチラキレスは、トルティーヤにソースや具材を合わせたメキシコ定番の朝食メニューで、見た目以上に食べ応えがありました。

観光途中の休憩にもぴったりなお店だったと思います。
土曜日なら銀のティアンギスへ
タスコで銀製品を探したいなら、土曜日に訪れる場合は銀のティアンギスもチェックしてみてください。
私が訪れたときも、リングやブレスレット、ネックレスなど、さまざまな銀製品が並んでいました。
私が訪れたときは、地図に表示したエリアを中心に、広い範囲に露店が並んでいました。
ティアンギスでは、リング、ブレスレット、ネックレスなどさまざまな銀製品が販売されていました。
タスコは銀細工で有名な街だけあり、ティアンギス以外にも街中に銀アクセサリー店が数多く並んでいます。
常設店舗も含めていろいろなお店をまわりましたが、同じようなデザインのものも多く、見ているうちに少し迷ってしまいました。
私は最終的にペンダントだけ購入しましたが、ブレスレットなどはその場でサイズ調整してもらえるお店もありました。

また、価格や品質は店によって差があるように感じたため、気になる商品があれば複数店舗を比較してみるのがおすすめです。
タスコ観光1日モデル|街歩き・教会・ロープウェーを楽しむ
午前|Santa Priscaと旧市街を散策
朝はSanta Prisca de Taxcoからスタート。
教会を見学した後は、周辺の広場や石畳の路地を歩きながら、銀細工店などをのぞいてみましょう。
タスコは坂道が多いため、観光スポットを直線的に巡るというより、坂道を歩きながら気になる場所に立ち寄るくらいの余裕を持つほうが楽しめると思います。
昼|タスコでランチ
昼食は、先ほど紹介したTía Callaなどでポソレを味わうのもおすすめです。
旅行中に長距離移動が続いていたこともあり、温かいスープが疲れた体にちょうどよく感じました。
午後|鉱山またはロープウェー
午後は、興味に合わせて鉱山ツアーかロープウェーへ。
歴史や鉱山に興味があるならPre-Hispanic Mine of Taxco、景色を楽しみたいならロープウェーがおすすめです。
私は両方訪れましたが、限られた時間で一つを選ぶなら、タスコの街並みを一望できるロープウェーを優先したいと思います。
夕方|銀製品を探しながら街歩き
夕方は中心部に戻り、銀細工店を見ながら街を散策。
土曜日なら銀のティアンギスに立ち寄るのもおすすめです。
最後にSanta Prisca周辺の広場で街の雰囲気を楽しんでから、帰路へ向かうと、タスコらしい1日を過ごせます。
まとめ|タスコは街歩きそのものが楽しい「銀の街」
タスコは、白い街並みや石畳の坂道、歴史ある教会、銀細工など、街そのものを歩いて楽しめる場所でした。
私が特に印象に残ったのは、Santa Priscaの美しい外観と、ロープウェーから眺める白い街並みです。
銀のティアンギスや銀細工店でアクセサリーを探したり、ポソレやメスカルアイスなどを味わったりと、観光だけでなく買い物やグルメも楽しめました。
一方で、坂道が多いため、歩きやすい靴は必須です。スーツケースを持って移動する場合は、宿やバスターミナルまでの道のりも事前に確認しておくと安心です。
タスコは1日でも主要な見どころを楽しめますが、時間に余裕があれば1泊して、夕方や夜の街並みまでゆっくり味わうのがおすすめです。
私自身、1泊してみて、観光スポットを巡るだけではなく、坂道を歩きながら街の雰囲気を楽しめるところがタスコの魅力だと感じました。
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