メキシコ・ユカタン半島西部にある「セレストゥン生物圏保護区」は、野生のフラミンゴやマングローブ、水鳥などを観察できる自然豊かな場所です。
特に有名なのが、マングローブの広がる汽水域に集まるフラミンゴの群れ。
メリダから日帰りで訪れることができるため、メリダ観光とあわせて、遺跡観光とは違った自然体験を楽しみたい方にもおすすめです。
私は2025年3月、メリダからバスでセレストゥンを訪れ、現地でボートツアーに参加しました。
ツアーではフラミンゴやペリカンなどの野鳥を観察したほか、マングローブの中をボートで進み、最後にはメキシコ湾で泳ぐこともできました。
この記事では、メリダからセレストゥンへのバスでの行き方、現地で参加したボートツアー、フラミンゴの様子、持ち物や注意点まで、実際に訪れた体験をもとに紹介します。
※バスの運賃や時刻、ボートツアーの料金・内容などは変更される可能性があります。訪問前に最新情報をご確認ください。
メキシコ旅行の全体ルートや、各都市の観光・グルメ情報については、メキシコ旅行まとめをご覧ください。
セレストゥン生物圏保護区とは|フラミンゴとマングローブの自然
ユカタン半島西部にある「セレストゥン生物圏保護区」は、フラミンゴや水鳥、マングローブなどの豊かな自然を観察できる場所です。
特に知られているのが、マングローブが広がる汽水域に集まるフラミンゴ。季節によって観察できる数や場所が変わるため、野生動物ならではの自然な姿を楽しめるのが魅力です。
フラミンゴが見られる時期については、一般的に11月~3月頃と言われていますが、実際の状況は季節や天候などによって変わります。
私が訪れたのは3月上旬でした。フラミンゴがたくさん集まっている時期の終盤だったのか、群れの数は多くなかったと思いますが、十分に観察することができました。
遺跡や街歩きとは違った、ユカタン半島の自然を楽しめる場所です。
メリダからセレストゥンへの行き方|バスでアクセス
私はメリダからバスを利用してセレストゥンへ向かいました。
観光客だけでなく地元の人も利用しているバスで、比較的ローカルな雰囲気を感じながら移動できました。
バスの基本情報
| 項目 | 詳細 | 備考 |
|---|---|---|
| バス会社 | Oriente社 | |
| 運賃 | 約150ペソ程度(往復) | 2025年3月(私が利用した際の料金) |
| 所要時間 | 約1時間半~2時間 | 道路状況などにより変動 |
| 出発地 | Orienteバスターミナル | |
| 到着地 | セレストゥン | 私は終点で下車 |
※運賃は私が2025年3月に利用した際の記録をもとにしたおおよその金額です。現在の料金・時刻は変更されている可能性があるため、訪問前に最新情報をご確認ください。
バス乗車場所|Orienteバスターミナル
私はメリダのOrienteバスターミナルから乗車しました。
バス降車場所|セレストゥンでは終点で下車
私が降車した場所は、終点でした。念のために帰りのバスの時間を控えました。

補足|バス停車場所
メリダからセレストゥンへ向かう際は、途中でメリダのADOバスターミナルにも停車しました。
一方、私がセレストゥンからメリダへ戻った際は、Orienteバスターミナルにしか停車しませんでした。
私は宿泊場所からADOバスターミナルのほうが近かったため、帰りもADOに停車するのかと思っていました。帰りの停車場所は事前に確認しておくと安心です。
補足|途中下車してツアーに参加する方法も
事前に調べたところ、セレストゥンの終点より手前で下車し、別のボートツアーに参加する方法もあるようです。
私が参加したツアーとは運行ルートが異なるため、利用する場合は、現地でツアーのルートや内容を確認してから申し込むとよいでしょう。
セレストゥンのボートツアー|フラミンゴとマングローブを観察
セレストゥン到着後は、ボートツアーの出発場所へ向かいます。
ボートツアー
| 項目 | 詳細 | 備考 |
|---|---|---|
| 料金 | 約500~600ペソ | 2025年3月(私が利用した際の記録) 現金支払い |
| 所要時間 | 約2時間 | |
| 出発 | 人が集まり次第 | 私は15~20分待って出発 |
| ガイド | スペイン語 |
※料金は当時の記録をもとにしたおおよその金額です。現在の料金や出発方法は変更されている可能性があります。
バス降車場所から海に向かって歩いて5分程度のところでボートツアーを見つけました。
地図の辺りで、ツアーの呼び込みがあるので、そこで申し込みをしました。
ボートツアーは、決まった時間に出発するというより、人が集まり次第出発するスタイルでした。
私が訪れた際も、15~20分ほど待ってから出発となりました。
私が参加したボートには7~9人ほどが乗船しており、外国人は私だけでした。ほかはメキシコ人の観光客でした。
乗船したボートはこんな感じで、一度海に入ってボートに乗る形なので、ハーフパンツやビーチサンダルなど濡れてもいい格好で行く必要があります。

浜辺のペリカンの群れ
私が参加したツアーでは、メキシコ湾側から出発し、マングローブ林のある汽水域(Ría Celestún)に行きました。
浜辺では、ペリカンの群れを観察できました。
マングローブ林のフラミンゴ
海側からマングローブ林に入っていきました。
自然のトンネルのようになっている場所もあり、ジャングルクルーズのような雰囲気があります。

開けたところに出ると、フラミンゴの群れが見えてきました。
私が訪れたのは3月上旬。
時期的にフラミンゴの数はそれほど多くなかったと思いますが、野生のフラミンゴを実際に観察することができ、十分に満足できました。
日本国内ではフラミンゴを観察する機会は限られるため、自然の中でフラミンゴを見られたことが特に印象に残っています。

全体的に水深が深そうに見えましたが、フラミンゴが立てるくらいの浅瀬が広がっていることに驚きました。
ツアーの説明はスペイン語でしたが、同乗者に英語を話せる人がいて、いくつか説明してくれました。
同乗者から、ここにはクロコダイルも生息していると教えてもらいました。
野生動物が生息する場所なので、動物に近づきすぎないなど、自然環境に配慮しながら観察することが大切だと感じました。
トゥルム近郊のシアン・カアン生物圏保護区では、マナティやイルカ、ウミガメなどの野生動物を観察しました。自然好きの方にあわせておすすめです。
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フラミンゴ以外にも、さまざまな水鳥を見ることができました。
私が参加したツアーでは、水鳥の近くまでボートを寄せて観察する場面もありました。
メキシコ湾で泳げる?|水着を持っていけばよかった
野鳥観察が終わった後は、来たルートを戻って、メキシコ湾に戻ります。
私が参加したツアーでは、浅瀬のある場所でメキシコ湾に入り、泳ぐ時間がありました。
私は海で泳げることを知らなかったため、水着を持ってきていませんでした。しかし、実際には泳いでいる人が何人かいました。
風が強かったので、浮き輪が流されてしまい、あっという間に遠くに流れていきました。

ツアーによっては海で泳がない場合もあると思うので、参加前に確認しておくと安心です。
下船場所
ツアー後は、地図のこのあたりで下船しました。出発地点までは15分程歩いて戻りました。

「燃料補給のためにここで降りてもらう」といったようなことを言われた記憶があります。
そのため、通常は出発したビーチに戻るのだと思いますが、詳細は現地で確認することをおすすめします。
セレストゥン観光の楽しみ|ビーチ沿いでセビーチェ
ボートツアー後は、同乗していた旅行者3人と一緒に、ビーチ沿いのレストランへ行きました。
いくつかレストランがあって、価格帯はだいたい同じくらいでした。
海を眺めながら食べたセビーチェがとても美味しく、印象に残っています。
セレストゥンでは、ボートツアーだけでなく、海辺のレストランで魚介料理を楽しむのもおすすめです。


観光地化されすぎていない、のんびりした空気感も魅力でした。
海辺には穏やかな時間が流れていて、メリダ市内とはまた違った雰囲気を味わえます。
一緒に食事した3人と話していると、偶然にも全員が同年代でした。
メキシコシティやグアダラハからユカタン半島を旅行しているそうで、自然と旅の話が弾みました。
一人旅でも、ボートツアーなどをきっかけに他の旅行者と交流できるのも、個人旅行ならではの楽しさだと感じました。

持ち物
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| 帽子 | 日差し対策 |
| 日焼け止め | 日焼け対策 |
| ビーチサンダル | ボート乗船時に足元が濡れるため |
| 濡れてもいい服 | ボート乗船・海での遊泳に備える |
| 水着 | 海で泳ぐ場合 |
| 現金 | ボートツアーなどで使用 |
セレストゥン観光の注意点|行く前に知っておきたいこと
セレストゥンは、自然の中でフラミンゴや野鳥を観察できる一方、都市部の観光地とは少し違った環境です。
私が実際に訪れて感じた、注意しておきたいポイントをまとめます。
バス・ツアーの時間に余裕を持つ
私が参加したボートツアーは、決まった時刻に出発するのではなく、人数が集まってから出発するスタイルでした。
私自身も15~20分ほど待ってから出発しました。
また、帰りのバスについても乗車場所や時間を事前に確認しておくと安心です。
英語対応を前提にしない
私が参加したボートツアーでは、ガイドさんの説明は基本的にスペイン語でした。
私はスペイン語があまり分からなかったため、同じボートに乗っていた英語を話せる旅行者に、簡単に内容を教えてもらいました。
そのおかげで、フラミンゴや周辺の自然について少し理解しながら楽しむことができました。
私が訪れた際は、英語での案内が必ず受けられる状況ではありませんでした。英語対応を期待する場合は、参加前に確認しておくと安心です。
私自身は、細かな説明をすべて理解できなくても、野生動物やマングローブの景色を見ることを中心に楽しむことができました。
フラミンゴは必ず見られるとは限らない
フラミンゴは野生動物なので、季節や天候、当日の状況によって見られる数や場所が変わります。
「たくさんのフラミンゴを必ず見られる」と考えるのではなく、野生動物を探しながら自然そのものを楽しむつもりで訪れるのがおすすめです。
まとめ|メリダから日帰りで楽しむセレストゥン観光
セレストゥン生物圏保護区は、メリダから日帰りで訪れることができる、ユカタン半島の自然を楽しめるスポットです。
私はメリダからバスでセレストゥンへ向かい、現地でボートツアーに参加しました。
フラミンゴやペリカンなどの野鳥を観察したり、マングローブの中をボートで進んだり、最後にはメキシコ湾で泳いだりと、遺跡観光とは違った体験を楽しむことができました。
特に印象に残ったのは、自然の中で野生のフラミンゴを間近に観察できたことです。
一方で、ツアーの説明はスペイン語中心で、出発時間も人数が集まってから決まるなど、個人旅行ならではの注意点もありました。
メリダから自然を楽しめる場所へ行きたい方や、野生のフラミンゴを見てみたい方には、セレストゥンは候補のひとつとしておすすめしたい場所です。
メリダ周辺では、ウシュマル遺跡やチチェン・イッツァなどのマヤ遺跡も訪れることができます。自然と遺跡を組み合わせて、ユカタン半島を楽しんでみてください。




