カミーノ フランス人の道 2日目|ロンセスバージェスからスビリへ

スペイン

2025年9月、カミーノ・デ・サンティアゴ「フランス人の道」巡礼2日目を迎えました。

この日はロンセスバージェスからスビリ(Zubiri)まで約21kmを歩くルートです。

前日のピレネー越えと違って下り坂が多く、体力的には比較的歩きやすい区間でした。

一方で、アルベルゲ探しでは予想外の出来事があり、「歩くことだけがカミーノではない」と実感した一日でもありました。

この記事では、巡礼2日目の様子を時系列で振り返りながら、宿泊したアルベルゲについても紹介します。

前日にサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからロンセスバージェスまで歩いた様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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巡礼2日目のルート

項目内容
出発地ロンセスバージェス
(Roncesvalles)
到着地スビリ
(Zubiri)
距離約21km
※カミーノアプリ「Camino Ninja」より
歩行時間約7時間(休憩含む)
難易度★★☆☆☆
天候晴れ

ウォーキングアプリの記録です。

休憩時間を含むため、実際の歩行時間とは多少の誤差があります。

また、この日は休憩後に記録を再開し忘れたため、一部の区間は記録されていません。

自動販売機のビスケットで朝食を済ませ、ゆっくり出発

前日のピレネー越えでかなり疲れていたため、この日は少しゆっくり過ごすことにしました。

朝食はアルベルゲの自動販売機で購入したビスケットだけを軽く食べ、午前8時前に出発しました。

前日に一緒に歩いたフランス人の女の子やカナダ人男性たちは、すでに出発した後でした。

足を確認すると、小指とかかとには小さなまめができ始めていました。

また、前日に雨の中を歩いた靴はまだ湿っていました。

履いた瞬間はひんやりしていましたが、歩き始めると徐々に乾き、それほど気にならなくなりました。

ロンセスバージェスのアルベルゲ

下り坂が続き、前日より余裕を持って歩けた

この日は朝から気持ちの良い青空が広がっていました。

終日雨だった前日とはまったく違う景色で、歩いているだけでも気分が軽くなります。

ルートは下り坂が多く、前日のピレネー越えほど体力を消耗することはありませんでした。

途中の小さな売店でバナナとパンを購入し、歩きながら補給しました。

カミーノでは次の補給場所まで距離があることも多いため、営業しているお店を見つけたら、軽食を購入しておくと安心です。

私がカミーノで実際に持ち歩いていた携帯食や補給の工夫については、こちらの記事で紹介しています。

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この日も放牧されている牛などを何度か見つけました。

午前9時30分頃にはEspinalのカフェへ到着し、この日最初の休憩を取りました。

コーヒーと途中で購入した軽食を食べて一息つき、トイレも済ませて再び歩き始めます。

ポルトガル人男性との出会い

11時頃、一人のポルトガル人男性とあいさつを交わしたことをきっかけに、一緒に歩くことになりました。

彼はこれまでにポルトガル人の道を何度も歩いた経験があり、フランス人の道は今回が初めてだと話していました。

ポルトガル人の道にも興味があったため、どんなルートなのか聞いてみると、「海岸線を歩く区間があり、とても景色がきれいだよ」と教えてくれました。

さらに話を聞くと、以前は長年スタントマンとして働いていたそうです。

しかし、何度も大きなけがを経験し、膝には手術で入れた金属が今も残っていて、カミーノで歩きながらときどき痛むとのことでした。

その後、大学へ進学し、現在は病院で検査技師として働いていると話してくれました。

一人で黙々と歩く時間も好きですが、人と話しながら歩いていると、不思議と会話が弾み、気付けば時間があっという間に過ぎていました。

まだ長距離を歩くことに慣れていなかった私にとって、この時間のおかげで疲れもあまり気にならなかったように思います。

カミーノで出会ったさまざまな巡礼者との思い出は、こちらの記事でも紹介しています。

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Alto de Erroでゆっくり休憩

昼頃にはAlto de Erroへ到着し、フードトラックでコーヒーを購入して、この日2回目の休憩を取りました。

ここでは30分ほどゆっくり過ごしました。

このとき、一緒に歩いていたポルトガル人男性から、

「休憩するときは靴も靴下も脱いで、足をしっかり休ませた方がいいよ。」

とアドバイスをもらいました。

荷物を下ろし、靴と靴下も脱いで足を休ませました。

前日にでき始めたまめも気になっていたため、この日は足を十分に休ませることを意識しました。

スビリではアルベルゲ探しに苦戦

午後3時前にスビリへ到着しました。

到着時間としては決して遅くありませんでしたが、アルベルゲは予約を含めて満室のところが多く、空きを探して歩き回ることになりました。

何軒か確認した後、「ALBERGUE EL PALO DE AVELLANO」でベッドの空きを見つけました。

宿泊料金は朝食付きで19ユーロでした。

ところが、そのアルベルゲでは1ベッドしか空きがなく、一緒に歩いていたポルトガル人男性が私に譲ってくれたのです。

私は無事に宿泊できましたが、彼はその後も他のアルベルゲを探しに行きました。

しかし、彼が訪ねたアルベルゲはどこも満室だったようです。

最終的にはスビリより先の町まで歩き、無事に宿を見つけられたと後で連絡をもらいました。

私たちの後にスビリへ到着した巡礼者の中には、宿泊を諦めて次の町まで歩き続ける人もいました。

この日、出発が遅かったこと(8時ごろ出発)、途中でゆっくり休憩をしたことを少し反省しました。

カミーノは競争ではありませんが、宿を確保するという意味では、時間管理は重要なのだと実感しました。

翌日以降は、もう少し早めに出発しようと思うきっかけになりました。

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日本人女性と夕食へ

アルベルゲへ到着すると、前日に一緒に歩いたカナダ人男性と再会しました。

さらに、そのカナダ人男性が同じ部屋に宿泊していた日本人女性を紹介してくれました。

シャワーと洗濯を済ませた後、その日本人女性と一緒に夕食へ行くことになりました。

訪れたのは「Txatxoberri, Panadería Arrasate」というお店です。

無事に歩き終え、アルベルゲも見つかった安心感から、つい料理をたくさん注文してしまいました。

トルティージャやクロケッタなどのタパスをビールと一緒にいただきました。

それでも全部で12ユーロ以内だったので、とてもリーズナブルだと感じました。

食事をしながら話を聞くと、その女性は以前、青年海外協力隊として中南米で活動していたそうです。

そのためスペイン語も流暢で、私の代わりに注文もしてくれました。

その方は、私がカミーノで初めて出会った日本人でした。

体力に不安があるため、1日に歩く距離は私より短めにし、小さな村にも宿泊しながら巡礼を続けていると話していました。

夕食後はミニショップ「EMBUTIDOS BACAICOA」で翌日の携帯食としてバナナとクッキーを購入しました。

一日の終わりは、一人で川辺でアイスクリームを食べながらのんびり過ごし、歩き疲れた体を癒やしました。

重たい荷物を降ろして身軽な状態で川を眺めていると、とてもリラックスできました。

人と話す時間はもちろん楽しいのですが、私は一人でゆっくり過ごす時間も大切にしたいタイプです。

この日は新しい出会いがあった一方で、最後に静かな川辺で過ごした時間が、心も体もリセットしてくれたように感じました。

2日目を歩き終えて感じたこと

この日は前日のような険しい上り坂はなく、歩くこと自体は比較的楽に感じました。

一方で、アルベルゲがほぼ満室になっており、「泊まる場所がないかもしれない」という不安を初めて経験した一日でもありました。

カミーノでは、自分のペースで歩くことも大切ですが、宿泊場所を確保するためには出発時間や休憩の取り方も考える必要があることを学びました。

また、ポルトガル人男性が最後の1ベッドを譲ってくれたことや、日本人女性との新たな出会いなど、人の優しさに助けられた一日でもありました。

体力だけでなく、人との出会いや助け合いもカミーノの魅力なのだと改めて感じた、忘れられない巡礼2日目となりました。

2日目は歩くことだけでなく、宿探しや人との出会いを通して、カミーノならではの日常を少しずつ実感できた一日でした。

翌日は早めに出発しようと心に決めながら、眠りにつきました。

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